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田舎暮らしの理想と現実とは

 私も、地方で生まれ育ったせいか、“田舎”という因習と慣例が入り交じったような環境を面白とは思っていませんでした。これは、その地で生まれ、暮らす人にとっては何ら不都合のない場所かもしれませんが、ほとんどの全く知らない人にとっては、“むかっ腹”の立つ現象でしょう。これを理解していませんと、理想と現実の乖離が甚だしくて、受け入れがたい気持ちにもなるものです。

 Uターン、Jターン、Iターンなどと言って、新しい土地や古里での生活を夢見る人たちにとっては、現実の習わしが入っていきませんから、日々不満や憤りが高まっていくことになるでしょう。これでは、折角の『田舎暮らし』が幻滅で終わってしまうようになります。

 一例ですが、東京生まれの東京育ちとか、北海道生まれで沖縄に居を構えたいといった人たちに取っての環境は、相互に理解してもらわないと行き詰まりを感じてしまうでしょう。

 こうしたギャップを避けるか、埋めるためにも、相互の理解を高めていきませんと、相互の感情が埋まらないままになります。事前調査も必要ですし、当該地で生まれ育った人でもパートナーが居ましたら、理解のみではなく、行動の確認も必須でしょう

 これらを弁えていませんと、何世代も親族とともに暮らしてきた地元の人たちの怒りを買いますし、排斥されるのでしょうから用心すべきです。