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覚悟と実践について

 私事(わたしごと)ですが、「自分のこと」は、一切我(わ)がこととして意識してきませんでした。飽くまでも他人事であって、自分には関係が無いという思考でした。当事者意識が薄いといったところです。

ですから、『死』という言葉や内容についても、余りかかずらわってきたという感慨もありません。これには、各人の人生譚(たん)と同じで、全く違った生き方があったからだろうと思っています。その都度、覚悟するような大病に見舞われたという記憶が無かったのも幸いしています。

 激しく大きな生き方ではありませんが、自由に羽ばたいて、自由に動いてみたいといった意識が今でも残っています。兄弟姉妹と言った意味では複数人がおりますが、私は他の兄弟姉妹とは違って固有種であるとの認識しか持っていませんでした。

 何かあった時にも、何も無くても、自分が大きな影響を与える存在でもないし、大きなことができる様な器(うつわ)でもなかったことを自慢したいくらいです。何かがあっても、自分は中心にはいないから、何を言っても傾(かたむ)けてもらえる耳を持ってはくれないだろうし、言ったところで、大きな意味もなさないだろうと、始めに思い込んでしまっていました。

 どなたにもあるのでしょうが、人生の折り返しや節目には、重大な決断や覚悟をもって臨まなければならない時があるのでしょう。が、私自身は重要視されてこなかった分、従前同様今後もさほど大きな意味のある事績に遭遇しないだろうと考えて実践していきます。