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ICCと人権について

 理想を願う自分と、現実の問題として何の効力も実効性も持たない「規定」がどんな役に立つのかは、先送りの問題の一つであると考えます。ICC(⇒国際刑事裁判所)には、日本人裁判官も入っていると聞きますが、どのような結論を出してきたのかは、逐一調べてみませんと分からないところもあります。普通の感覚で言いますと、“こんなことがあってはいけないよ”とか、“それは、人権侵害だよ”という事案は、万国でそんなに違いがあるようには思えません。

 しかし、現状では力関係が大いに影響を与えているようです。

 私自身、国際関係論とか国際政治を学んだわけではありませんから、可能な限りのメディアからの情報をもとに判断しています。

 この判断は、国内で言う「常識人」の範疇を超えてはいないでしょう。ですから、分からないことが多すぎます。一例で言いますと、「ICCには、米国や中国、ロシアなどの主要国をはじめ、いくつかの国々はいまだ参加していません」ということに鑑(かんが)みますと、大国の論理と利害は必ずしも同一ではないということでしょう。

 まだ先のことになるのでしょうが、日本国内でも実現しないことが、外からの圧力で実現する例にもなりますので、一国でも多くの国々が「賛意を表し」、豊かで理解のあるグローバル社会になることを望みます。