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理想と現実について

 飛び抜けて優秀な人材でない限り、学生時代の場でも、社会人としての取引行為の場でも完全無欠という言動はあり得ません。何処かに思い込みや、独善的な考えが出てきたりして、誤った方向に行ってしまう場合があります。そうしたときにも修正がきき、立ち位置を戻して皆に謝罪しても、何ら違和感を覚えないという真摯な態度の人は好かれます。皆の尊敬も浴びます。こうした態度でありたいとは望むのですが、どこかで傲慢さからか、謝れないとか、自分が生きてきた道に背けないとか言って、大道(だいどう)を見誤ることがあります。

 理想でいたいことは誰しもが望む事でしょうが、現実には諸々(もろもろ)の障害行為・事案があって、行く手を阻(はば)まれるということがあります。

 私どもは、理想と現実の狭間で苦慮したり、煩悶(はんもん)したりしますが、焦(あせ)らない、腐(くさ)らない、諦(あきら)めないという、素朴な立ち位置に戻って考え、思考のリスキリングをしていけたらと考えています。こうした態度は、笑われるかもしれませんし、馬鹿にされるかもしれません。ですが、基本中の基本は、誤ったことを正すことです。これが理想に一番近い手段であって、目的にも近いものとなります。理想は理想、現実は現実と、割り切ることも大切ですが、近づける工夫や、真摯な態度には、視るべきものがあるでしょう。