経営者も従事者もともにどうぞ

お困りのことで、コンサルティングをお受け致します

受験と学習意欲の相克について

 騒乱の時代(⇒戦争や内乱)においては、各個の個性が光っていなければ、際立った事績も業績も残せなかったのですが、治安が良く、整列が良くできるような時期を迎えますと、割合に人の心は落ち着きますので、生まれ持った性格の悪さ以外には、学校において教師に好かれ、成績も残せた子どもたちが、我先に良い就職先を狙って“陣取り合戦”を繰り広げます。

 しかしこの受験は、飽くまでも身の保身ですから、先輩や上司に可愛がられて次を狙っていきませんと、一生自己の保身はできないという現実の弊害が待っています。

 一度ならず悩むのですが、これ以外には自己の欲望や野心を成就する機会がありませんから、このレールに従わざるを得ません。スピンオフしたいのであれば、我流の生き方に専心しなければならなくなりますが、何時の世も願望の実現には、①金、②地位、③資産、④栄誉が目的ですので、これを満足させるような相手や環境がありませんと、自己の人生に絶望します。

 従いまして、受験は手段、学習意欲は趣味で行きませんと、思い通りとは言いませんが、内心の相克とは別に、希望は叶えられません。生きている日常が相克の連続ですので、折り合いをつける意味でも、学習と受験、出世と趣味を峻別して、幸多い生き方を選択しましょう。