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アウトプットの方法について

 ひとは、一般的に言いますとその人個人の意見に執着して、他者の考えを受け容れないという傍若無人の考え方があります。それは、「絶対」という訳の分からない意志表示です。

 人知れず、色々な知識や他人の考え方を学んではいるのでしょうが、これへの反省が全くありませんので、成長の機会も無いのです。何故か。インプットの世界は、批判に晒されないからです。個人の自由でどんな理解でも、どんな変更でも内心において納得している分には実害がないし、他者との争点の競いも無いからです。

 ですが、他者との競争や比較で物事に対する認識が変わってきます。この変わってくることへの柔軟な対応が大事なのです。以前は、“地の時代”と言われて動かないことに価値を見いだしていました。しかし、現在はどんどんと動くことで他からの知識や経験を学ぶ機会が増えてきています。これを多様性というのでしょうが、故意に誤って指導した人たちが、第二次世界大戦の幹部将校らにも多かったことが、3年8カ月余もの無駄な戦いをしたことに繋がりました。この無駄な戦いを強いた幹部将校らの言い分が、「風の時代」でした。常に動いて留まるところを知らないというのです。明かに詭弁でも通用しました。ですが、今の“風の時代”は全く違います。自己肯定感の上に立つ自己責任の風の時代です。これが、正にアウトプットの神髄です。競争と比較の無い風は、正に“馬耳東風”というのでしょう。