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指示待ちを生まないためには

 私たちは、動物的ある時期から、興味のあること、関心が向くこと、への本能的向学心が出てきます。これに対して、危険とか、意味がないとか、役に立たないとかの理由で、親が辞めさせたり、禁止したりします。これは、野生のみの世界でしたらいいのでしょうが、礼節とか躾という名の禁止事項によって、制限が加えられますので、飛躍することもない代わりに、突出した個性も出て来はしないでしょう。

 これに違反した場合、どうなるかは倫理と道徳という名の制約のために、一切の行動の制限を受けることになるのです。人間界は制約が多いので、そうした制約のもとでも自分が何をしたいのかを常に考えていきませんと、他を圧倒することは無理となります。

 そして、他を制するための要諦は、自らが考え、自分の手足で行動することでしょう。誰かに、何かを言われないと、何もできないというパターンがすう勢となりますと、出し抜くという行為は無くなりますが、自分の才覚で何か便利なものを作り上げるという創意・工夫が無くなります。良いか悪いかは、何でもそろった社会では良いのでしょうが、手先を含めて自由な発想も無くなります。これを少なくするためには、押しつけだけではない工夫があって良いのではないかと思っています。これが、指示待ちを生まない生き方となるのではないでしょうか。