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批判との向き合い方について

 私どもは、自身を含めて廻りの批判や意識をかなり気にします。何故か。成功への自惚れと、確信への揺らぎがあるからです。そのために、極端に批判を恐れ、何事も無かったような現状維持が、バイアスがかからなくて済む分、自分の内心の均衡を保てるからでしょう。

 しかし、何かをしたいとか、むずむずするような衝動が自己を襲った時には、動かないではいられないのです。動くということは批判に晒されるということが前提ですので、何ものをも恐れないという確信を抱いているからでしょう。

 全てに対して向き合うことです。中途でも、結果でも、良否も問いません。何かをしたいと思ったときが始まりですから、直ぐにしぼんでしまうような意気込みではなく、何処まで行けるかを自分に問うような行動力が必要でしょう。

 向き合わずに、逃げていては、自分のしたいことさえも分からなくなってしまうでしょう。批判は一面不安で怖いものです。しかし、動き始めてみませんと、経過も結果も出ません。他人を意識せずに、自己の内心に問うてみることです。「その動機善なりや、私心なかりしか」と言ったのは、稲盛和夫氏です。亡くなりましたが、生き様は門下生を含めて沢山の塾生がいます。この人たちに受け継がれた遺志は、多くの起業家の批判との向き合い方に勇気を授けてくれるでしょう。