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コード・スィッチングとは

 私個人では理解が難しいのですが、堀田(ほった)秀(しゅう)吾(ご)氏(明治大学教授、言語学者)が、公開していた掲題の言葉で、「コード」というのは、「言葉」を指します。すなわち、言葉をスイッチングすることがコード・スイッチングなわけです。が、意図的に変えることで相手との距離感も変えられるということを言っておられます。この言葉に対する理解は、今日的かどうかは別に、業務上や買い物などでの応接に当たる店の方が、より身近であろうと“うん”とか、“そうだね”などという発言がありますと、私は一気に嫌な気分になります。意図的に“ため口”をきくことで親密感や親しさを表現しようとするのでしょうが、却って煩わしいやら、不遜な言い方に“無礼さ”を感じてしまいます。

 これは、私に限っての理解かどうかは分かりませんが、ある距離感というのはお互いにとって必須なことでしょう。全員が全員に対して理解可能な事柄ではありませんから、「等距離」の関係は必要だと考えます。ですから、前掲しましたコード・スイッチングというのが必要な場合というのは、如何にして実現させるべきか、はもっと模索しても良いのではないかと思いますし、適切ではないと思っています。人は、買い物でもよりコンタクトを取りたがる客もいますし、売らんがためにある意味「媚(こび)」のような意思表示をする店員もいます。これでは、モノやサービスの価格が減損してしまうのではないでしょう。