私どもは、各自が社会人となるころに、どんな職業につくか、幼少の頃から“あんな仕事につきたい”とか“将来、絶対なりたい”と言って、自己を鼓舞する人がいました。これは、自分がやりたいことなので、頑張りますし、努力もするでしょう。しかし、目的の職業がこのまま半永久的に続くとは限りません。これは、データが示すように、経済構造の変革と共に、消えてなくなる職業があるのが事実だからです。
そのためにも、用心深く選択しなさいとか、十分考えてから選んでみたらとか言われますが、決して100%自分に合ったとか、天職だとはならないでしょう。ですから、どんな状況であっても、各自が就職した職業が永久に無くならないというものではないでしょう。
ですが、今現に精魂を込めて働いている職業については、無くなってはならないという自意識があることも事実です。マスコミや統計では、事実として過去には確かにあった職業がいまではなくなっている職種や業務があることも事実です。
一例として、経済構造の血液とされる『物流問題』では、“2024年問題”と言われるように、運送業者の時間外労働が年間960時間内に制限されることと、ドライバーの高齢化問題でしょう。これらをクリアーしなければならないための、時間的余裕がありません。改めて、全業種に亙って検証すべきでしょう。