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幸福になるための唯一のカギとは

 私どもは、不幸になるために生まれて来たのではありませんから、何にでも幸(さいわ)いを求めます。何故か。嫌なこと、不機嫌になることなどには当事者になりたくないからです。これは、何方(どなた)にも言えることですが、不機嫌な心境にあることを歓迎する人はいないと思っています。好き好んで機嫌を悪くすることもなければ、進んで他人を批判・非難して廻りの空気を悪くする人も少ないのではないでしょうか。ですから、各自が幸せでいるための心境として、豊かになれる原因や雰囲気を廻りの人に与えることだと考えています。

 これは、議論や討議でも言えることですが、進んで発言する人の中には、敢えて空気を読まないで批判に終始する発言者がいます。これは、顰蹙(ひんしゅく)を買う言動ですが、企業の存続や行動指針の将来に係る目的などに対しては、反対されても明言しなければならないでしょう。

 明治の初期に西郷隆盛が、当時の李氏朝鮮の応対に色をなして征韓論を主張した時期がありました。歴史とか時代考証は、どの程度の時間が立たないと云えないかは分かりませんが、少なくとも近世や近代への考証には勇気が要るでしょう。

 集団や地域の幸せと、個人の幸福やこれへの追求権に対しては、我儘も許されるかどうかの問題はありますが、人と共に自分が幸せになるための必要条件は、譲るという感情の表現でしょう。人に譲るという言動には勇気が要ります。金か権力か地位か報償かは、各自の受容です。