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静かな退職とは

2025・11・15=Ⅰ;

 

 掲題の本質ですが、時代観と各人の意識が、ひとそれぞれにあることが、段々と明確になってきています。現に、経営層にある60代以降のビジネスパーソンにとっては、理解不能な意識としてしかとらえられません。何故か。それ以前の先輩諸氏から鍛えに鍛えられていますので、身体(からだ)に意識が附(つ)いていかないからです。

 特に、1997年から2002年までの就職氷河期にあった人たちから言わせますと、頑(かたく)なに腹の中に収めて、決して抵抗はしないし、反論もかったるくてしないと言った、一面投げやりな生き方に終始します。決して、意思を殺しているのではないのです。

ロスジェネや団塊ジュニアと言われる若い世代を中心に注目を集めているのが、「静かな退職(クワイエット・クイッティング)」という働き方です。

これは、実際に会社を辞めるのではなく、出世や余計な業務を求めず、自分の仕事の範囲を厳密に守りながら、ワークライフバランスを重視する姿勢を意味しますから、決して業務に集中しないわけでも、手を抜くわけでもないにもかかわらず、内心の意思を決して出さないといった、可逆的反抗です。こうした働き方は、「やる気がない」と見られることもありますが、実際には自分の生活や価値観を優先する、持続可能な働き方のひとつとも言えるでしょう(2025・06・21;トレンド現象ウォッチャー戸田(とだ)蒼(あおい)氏の言、一部抜粋引用)。