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中小企業と高学歴について

 アメリカを始め、大学という学歴を取得するための機関が発達している国では、学歴がモノを言う世界です。これは、何もアメリカだけではなく、世界中で学歴がモノを言っている国は沢山あります。中国、韓国などもそうです。しかし、日本の場合は特殊で地位と尊厳としては、東京大学を始めとする国立(=旧帝大7校外)の上位の大学がほぼ全ての地位を決定します。

 しかし、中小企業では“熟練”がモノを言う世界ですから、如何に脳内に知識を詰め込んでも、具体的に各所で出せないことには、何の役にも立たないでしょう。

 私が幼少の頃に言われた、大工、佐官、屋根ふき、等全て力仕事です。ですが、熟練でないとできない最先端の業種もあります。世界に冠たる町工場(=大田区東大阪など)です。

 従いまして、今後とも日本がやれることは、中小企業の育成と、熟練工の技術錬磨でしょう。これには、運・勘・度胸が全てですので、学歴は通用しないことにもなります。

 高学歴は、飽くまで前提条件であって、高学歴であるから何もかもができるという神話は無いでしょう。実際の業務に役立つ学歴は必須でしょうが、現場においてひけらかす学歴などはあり得ないモノでしょう。