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人や民族の拠り所について

 私自身もそうですが、圧倒的多数は、“何かに期待して依る”ということがあるのではないかと考えています。何故なら、全くの弱い部分や負の過去を持っていないという人は少数というよりもいないのではないかと思えるほど、つまづきや挫折があって当たり前の人生だからです。

 しかし、こうした負の財産も含めて当該人の人生であって、余人のものではないでしょうから、客観的には評価もできますし、面白おかしくも語ることができます。残念ながら、当人は至極真面目で真っ当な生き方をしていても、所詮他人ごとですので、利害関係のない他人からしましたら、面白くもおかしくも受け入れることができるでしょう。

 これが、一人の個人を超えて国家や民族の誇りを掛けていたとしましたら、笑えないでしょうし、思想や信条の名のもとに争いの種になります。その先には、民族間、国家間の半永久的な争いの目的にもなるでしょう。ですが、個人を超えて生き様や人としての誇りを考えた場合、捨ててはならないことである因縁(いんねん)も出てくる可能性があります。

 これは、各人の成長の中で学ぶべき高い知性と教養で、誰かが教えたとか、誰かに教わったことと、自らが自らの頭で考え、解釈してきた人生譚でもあるかもしれません。これらの総称が『拠り所』ということなのではないでしょうか。