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成功のたったひとつの解は

 難しいのは、選択を迫られたときの自身の態度であろうと考えます。これには、苦い経験もありますし、“あんとき”とかと思って臍(ほぞ)を噛むこともありました。これが良い経験になっているかと言いますと、そうでもなくて、数知れない失敗の中での苦渋も、成功した判断に過失があったりで、満足のいくものはなかなかありませんでした。

 今後、あり余る余生があるわけではありませんから、選択と集中が今さらながら迫られます。ですから、私の中では“正しい”と信じられる選択をしていきたいし、これに後悔をしたくはないと考えています。ですから、掲題のように「成功のたったひとつの解」そのものが、自己の納得の中にあるものと考えています。

 名のある人の名言や、警句が後進を育てることは間違いがないのでしょうが、理解の仕方や解釈の種類で違っていたいとは思わないのです。“腑(ふ)に落ちる”という言葉がありますように、数多くの事実には腑に落ちないことがあるからだとも思いますので、可能でしたら腑に落ちる言動について、「安岡(やすおか)正篤(まさひろ)」師のような丹田(たんでん)に入(はい)るような生き方が願望です。

 成功や失敗は、世の習いです。何時の世も理解と判断が強者の側にあって、落ちぶれることに美学を感じたいとは思いませんが、内心の『審美的(しんびてき)観賞(かんしょう)』は持ちたいですね。