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人生に不安を覚えるとは

 私を含めた大勢の人たちが、どんなことを考えているのか? 何を求めているのか?は、一人ひとり違っていますので、それこそ80億余の民が全て違うと言っても過言ではありません。

 私どもは、満足とまではいかないまでも、何とか喰っていけるくらいにしか考えていない毎日でしょうが、これもままならない人たちが現に大勢いるという事実も知らなければならないでしょう。それぞれに、求めるモノが違っていますので、強制による画一では満足しません。

 学窓にあっては、教科書でも担任の教師でも、習い覚えること以外に、無知なことや不知なことに対する意欲が嵩じて、知りたいという“欲求”の一つとして“不安”という『種』があったと考えます。このためは、水や食物の栄養がありますと大きくなりますので、余計に厄介な種です。しかし、この種がありませんと、考え方や思考の先にある世の中のシステムが理解できないということにもなります。死を考えるほど苦しんでも、何十年後か先には取るに足りない悩みであったりしますので、生きてみないことには理解も行かない諸相(しょそう)もあります。

 こうした複雑怪奇な世の中での現実には、予断を許さないこともありますが、先に不安を抱えて足踏みをすることが良いことでもありません。物心がついたころとか、就学の始めに云われた「ひとは、パンのみに生きるにあらず」という言葉の類(たぐい)の意味は、教えた先輩諸氏や教師本人のどこに所在が在ったのかが知る由もないままになりました。