全ての家庭では、親の小言とか、親の躾(しつけ)とかの理由等があって、必ずしも子ども本人と親の意見が重ならない場合があります。特に、幼少のころから厳しい家庭で育った子供は、女子でも男子でも、余り歓迎しないケースが多いように見受けます。
また、何時のころか忘れましたが、遠い昔ではありません。幼少の頃より勉強漬けで、成績が悪かったり、クラスの連中よりも下位にいたら、殴られたり、正座を長くさせられたという家庭があり、思い余って父親を殺し、止めに入った母親をも殺したという事案がありました。
現に、国立の有名大学に合格した後の凶行でしたから、原因は何などの言葉も見当たりません。その前に何か他に取り得る手段・方法が無かったのか。特に、父親の強制と命令の延長にあったようですから、弁護人でも傍聴人でも、言葉が見当たらなかったのかもしれません。
此れも又聞きですが、以前話したことで、朝の6時半から夜の10時まで勉学に励んで、更に他人との競争の倍率が6,000倍という難関で、大学や社会人になるという現実には、一生気の休まる場や環境も無いのではないかと思い遣(や)ら得ます。社会人の定位置についても、優秀な後輩が続々とあらわれますから、休まる場所も空間も無いということになります。親は、正しいことをしていると勘違いしているのでしょうが、その前に子の気持ちを察して欲しいです。
