2025・02・05=Ⅰ
生まれもありますが、世間的に疎(うと)い時期には、他人を信用します。これが、事実と違った場合とか、裏切られた時には、不信感を覚えたり、人を信用してはいけないとかを学びます。本来でしたら、人間(じんかん)は信用の上に成り立っていて、取引や交際が交(まじ)わっているのですから、信用が前提でしょう。しかしながら、全く他人を利用する事のみに長(た)けているひとが、まま散見されます。そうした人に限って、『わたし、友達だよね』とか、『私を信用してよね』とか言い出します。日頃の交わりとか付き合いの中で、信用性も信頼性も高まるものですから、相手を裏切ったり、陥(おとしい)れたり、一度でも嫌なことがあったならば、後事の信用は無くなりますし、裏切られた人の口から口へと伝わって、他の人からの信用も得られなくなります。また、裏切った人の悪口を言いふらして、自己の位置を確保しようと勤めることにもなるのです。
しかし、生来の裏切りを得意とする性格は変わりませんので、何処に行っても、何をしても信用も信頼もされないでしょう。何故か。それは、先ずは自己劣後性があり先に立たないからです。先に施(ほどこ)した人は、信用性が高くなります。が、最初から他人のモノを盗ってやろうとした人には、福は来ません。何処に行っても、何でも、最低の自分を見ることになるでしょう。従いまして、中庸(ちゅうよう)を保つことは何時の場合も難しいのですが、決して裏切らないことです。