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勤務先で関わるべきひととは

 自分が社会人になって最初にすべきは、入社・入庁することが目的である人が多いために、その後は入ってからゆっくり考えようとか、入ってどこに配属されたら何かしよう、という考え方を排除することでしょう。が、この考え方で一生が決まってしまいます。こうしたことを意識している人にとって、何がどう違うのかは、『目的』のちがいでしょうか。“自分は、ここで何をする”という明確な目的意識を持っているかどうかで、その後の半生が全く変わります。

 学齢に達してからずっと継続している人には当たり前なのでしょう。例に挙げますと、地域1番店を目指してきたヤマダ電機などは大いに参考になります。地域一番店になるということは、決して容易(たやす)いことではありませんから、値引き、セール、他社潰し、地域かく乱でしょうか。ここで問題にすべきは、自己の勤務先への目的でしょう。何をしたいか、何を求めるかの違いで、自己の実力を伸ばすことが目的なのか、勤務先での経営層を目指すのかは、本人のみが知っていることであって、他者には分からないことでしょうから、これを具体的に考えられる人、その目的のために可能な優越的地位にいられる人との交流ということになります。

 結局人の本能は、自己の意思か身近な人の思惑かで違ってきます。自然でいいのは、「実力を伸ばしてフリーになる」ことで、フリーランスで生計を立てられることです。次が「社内での出世」で、それを具体的に考えられる人が生き方の上手な人となるのでしょう。