各自が身を置いている業界や地域では、それが全てと思いがちですが、当該業界や地域を離れますと、如何に小さい一部で、他にもたくさんの業界・地域がひしめき合っているということが分かります。他の業界や地域に身を置いてみませんと分からないことも多く、押し合い・圧(へ)し合い、していることがよくわかります。しかし一旦、人権の擁護や人の権利の行使となりますと、私を含めてだんまりを決め込むことが多いのは、止むを得ないのでしょう。
これには、学窓にあろうと、社会人であろうと、利害が複雑に絡んできて、判断に悩むことが圧倒的に多くなるからでしょう。自己の立場を明確にしますと、これに対して『責任』を持たなければなりません。ですが、ここで一生の人生の結論が決まるとなりますと、悩みますし、苦しみます。その上、配偶者、両親、兄弟姉妹、大切な人たちとの永遠の離縁・断絶を齎しかねないからです。
それでも、表ざたになってきてから被害にあっている人たちの告白や、現に被害を受けている人たちの声が高まってきていますから、今後もますます声を上げて欲しいと考えます。大人社会の隠蔽(いんぺい)体質と、若い人たちの公開して欲しい試みを多数の声にして欲しいと思います。