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問題をこじらせることについて

 私どもは、常に業務と私生活の部分において、はっきりとした違いを意識して取り組んでいます。ですから、切り替えの上手な人は、ストレスの負荷が余(あま)りかかりませんが、公私を混同する人には、負荷が大きすぎる場合があります。

 これは、問題をこじらせる人にありがちな行為です。自己の感情の赴くままに意見を主張して憚(はばか)らず、これに固執して止まないという悪い意味でのシナジー効果を発揮するからです。これでは纏(まと)まる意見も、問題解決の糸口も見えてはきません。しかし、問題を整理して、何が問題かを明確にすることで、解決への糸口を探ることのできるリーダーシップを発揮できる人が一人必要になってくるのです。

 どんな状況でも、複数人が居ましたら、纏めることのできる人、紛糾させるままにしておく人、何とかならないかとおろおろする人などが明確になります。これでは、組織は成り立っていきませんから、研修という名の立場を護(まも)れる人の養成をすることになります。

 大事なことは、問題は必ず起きるということを前提にして、問題解決能力のある人材が常に存在するかどうかが組織の盛衰に関わってくるということでしょう。