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拙速(せっそく)ということについて

 社会人となって、実務に就いてからというもの、上司や先輩から口うるさく言われることが、「早く、しろ」でしょう。これには、何種類もの意味があって、物理的な時間的短縮と精神的余裕の短時間などの空間を、時間軸と精神力の問題として捉えることを一挙に求められることでしょう。

 一切の仕事場は、がやがやとうるさい所と、シーンとして一切の無駄口が無い部署もあります。しかしながら、このどちらも良い部分とちょっと嫌な雰囲気があります。自分にとって何がいいのか、どのような状態であったらいいのかは、正解は無いでしょう。

 しかし、個々人の性格もあって、いち早く動く人と、じっくり思考する人と、何でも早飲み込みする人などがいて、混雑具合は半端ではないでしょう。しかし、上司や先輩が求めているのは、動かない人への対処でしょうか。経験不足や知見(ちけん)の不足を補うのが『拙速(せっそく)』ということでしょうから、これには「乗る」ことでしょうか。ステイクホルダーが何を求めているのか、解を要求していないケースもあるでしょうから、呑み込みの早い人なら分かりそうなことでも、分からない人にはどうにもならないことでしょう。

 期待されていない人は、拙速も理解できていませんから、給与や地位においても後れを取ることになります。用心したいことばです。これは、公私でのセンスです。