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我慢強い人の内心と外圧のちがいとは

 自分の中では、“がまん”、“忍耐”、“根性”などの強い言葉で鍛えられた世代ですので、私自身にとっては、最も聞くのが嫌な言葉です。後年、同年代より上にこれらを総称して聞きましたら、歴代、何の疑問も無く、受け継がれてきた、からという理由で、何ら違和感なく伝わってきていました。これには、違和感を覚えます。批判とか、非難ではない、こうした伝統が強いチームとか、圧倒的な強さを育むとか言われて、伝統校などに受け継がれてきたようです。

 ですから、私より上の世代の人に聞いても、疑問を持つことが不思議でならないようです。これは、先輩や監督・コーチなどの選手育成にとって必要なのだからと認められてきたことに、強い大きな疑念を覚えます。自分の成長や生活のためにという理由ではありません。

 ですが、我慢強い人と忍耐や根性とかは全く関係性の無いことだと理解します。なぜなら、名を挙げる、強くなる、自分らも褒められたい、などは耐えることと関連性があるとは思えないからです。練習や訓練は、叱ることと、怒ることとの違いを想起してみればわかることですが、“叱る”のは、矯正がついて回りますが、“怒る”のは、怒る方の感情にしか過ぎないので、受け手には分からないのです。怒り手が、理由付けをしているからです。

 ですから、我慢強いという性格は、外圧ではなくて、本人のDNAを了解して訓練すべきでしょうし、成長を促すべきでしょう。これがありませんと、言い訳に奔走しなければなりません。