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自分の売りの再確認とは

 社会人になる前に、ペーパーテストを含む「面接」という試験を受けて、これに合格しませんと目的の企業や公務員にはなれませんので、学生時代を含めても、自分の所作を分かっていなければならないのでしょう。が、自己を高く見積もっている人は、なかなか現実を受け入れることができないでいます。これには理由があって、両親がそうさせている場合と、自分の自惚れがそうさせている場合があるからです。

 決して、性格が悪いとか、根性を入れ直さないと自覚できないとかではなく、“性格”そのものでしょう。ですから、自分の売りが何であるか、自分がどの位置で収まるかを確認して、決して偉ぶらないとか、卑下しないという目の高さの生き方は必要でしょう。

 親にも色々の種類があって、高望みをする親もいれば、自分がそうであったのだから「たぶんそうであろう」とか理解しているのです。質(たち)が悪いのは、良い所は自分のコピーを要求し、敵(かな)わなかったことに対してはリベンジを望むという、子供にとっては一番嫌なタイプでしょう。こうしたことが何時の時代も悲喜劇を齎し、場合によっては殺人をも引きおこします。

 此れでは、当人は何のために生まれてきたのか分からないままに人生を悔いることにもなりますので、親の方が用意周到に諮(はか)りませんといけないでしょう。悲劇は繰り返されます。自己の立ち位置を用心深く考察しておきましょう。悲劇を生まないための“お守り”です。