給料や待遇の良し悪しで、勤務先や就業先を決定するのが通常ですので、現に働いている会社や組織に不満を持っていたなら、変える、即ち転職やフリーランスという選択肢を取ることもあり得ます。転職組と自分（≠プロパー社員）は、何処が違うのかを熟慮すべきです。
私の就業時期までは、終身雇用・年功序列・企業内組合などの護送船団方式でもって各社が護られていました。ですから、組織の中での出世や権力の把握が至上命題でした。ですが、現在は資格や能力があれば、転職やフリーになっての活躍も色々な意味でできますので、選択肢が唯一と言うことが無くなってきております。
職業選択の自由という言葉がありましたら、これは何にでも活躍できる高能力者の行動特性ではなく、“いやになれば”とか“気に喰わない”と言った理由で、現在の職場の離れもあります。これは、屈従とか忍耐という言葉が持て囃(はや)された時代背景とは違っていますので、“よし”とする部分もあります。そのために、1ｹ所での技術錬磨と知悉した業容の把握の考え方次第だと考えます。これによって、転職も良し、居座ることにも安定感をもつという比較・対照ができるからです。確かに、給与の大幅アップとかの目的がありましたら、転職は良いに決まっています。しかし、現在の環境が自分に合わないという理由だけでは、他社に行っても困難かと思料します。ですから、自己の内心の詳細な検討が求められるでしょう。
