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ミスを認める勇気について

 私個人の話になるのですが、若い時から、そして経験が浅い時からでも、一旦受け入れた経験則や人の話しについては、全てが真実であって、それ以外は受け入れないという“頑迷(がんめい)固陋(ころう)”な思い込みがあったようです。これを外部から指摘されますと、正解かどうかには関係なく、感情が先走り、相手を非難することから始まるということになっていたようです。

 決して、時間が経ったから許されるということではありませんが、「どんな根拠で、そんなに傲慢だったのだろう」と思わずにはいられません。確かに、各自の生育環境では他人の言を受け容れない時も、性格に依ってきたりした場合もあったようです。ですが、正しいかどうかは客観的に分かることですから、素直に謝罪すれば良いものを、「自分は決して間違っていない」という“濁った眼”があったような気がします。

 しかし、自分の主張や知識には、“絶対”ということはありませんから、誤っていたと気付いた時から素直に謝れば、決して自尊心やその人の経歴に傷がついたことにはならないでしょう。これが、些細なことか、本旨を見誤ることかは、客観的に見ますと明らかですから、自尊心の問題ではないということが明らかであることを常に意識することでしょう。

 正しいかどうかも問題ですが、認める勇気も大事でしょう。