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『シャーデンフロイデ』という感情について

 最近知ったことで、『シャーデンフロイデ』という言葉の意味ですが、ドイツ語のSchaden(害)とFreude(喜び)を合体させた言葉(⇒学習院女子大の澤田(さわだ)匡人(まさと)教授)と、説明されています。

 これは、私を含めた誰しもが持っている感情と思われます。何故なら、自分より優れた人に対しては、劣等感を抱き、自分より劣っていると理解した場合には、優越感を覚えるという、所謂通俗的な感情は日々生起します。これに対しては、古来より戒めとか日本国内の宗教で言う地獄や極楽という理解を超えた世界観での納得も入ってくるからでしょう。

 しかし、ひとの毎日の生活の中で他人を羨(うらや)んだり、他人に嫉妬(しっと)したりすることは、日常的に生起することですから、“責める”までもない事柄が多いと感じています。

 そうした日々の感情には、自己の内心的“想(おも)い”が宿(やど)ることが圧倒的ですから、当該人の過去からの人的成長の度合いでもあるでしょう。

 ですから、私が見る限り、他人に害を与えるとか嫉妬を覚える感情や、他人と喜びを共有する感情などは、余りにも多く起こりえることですから、いちいち言葉尻を捉えるようなネチネチした想いを抱くことなく生活できるような感情の陶冶が必須だと考えます。今日“この言葉”を知ったことで、改めて自己自身を振り返る『糧』にしたいと思っています。

 決して、“ひとの不幸が蜜の味”にならぬようにしたいものです。