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潮流(ちょうりゅう)とは

 私を含めて、全ての人らは、大きなうねりと変えられない宿痾(しゅくあ)のもとで生老病死を営んできています。ですから、何が悪いか、何が良いかは、その人の選択と集中で決まるのではないかと思っています。人の営みは、自らが変えることのできることと、どうにもならないことがあるのは、棘(とげ)のある門松(かどまつ)を何回も潜(くぐ)ってきますと分かるようになります。一度痛い思いをしますと、次からは避けるか、除去するかを学びます。こういった繰り返しが年輪であり、人生ですから、この“潮流”に乗ることがベストなのでしょうが、そうも行かない時が多いことも事実です。これは、どの業種、どの分野でも言われることです。人生の全てに、一度も失敗が無いとか、判断の誤りが無かったなどは無いと思っています。

 人の営みは、大勢(たいせい)に流されることも必死ですし、逆らうことも必然でしょう。明治の文豪が、「~知に働けば角が立ち、流れにさおさせば流される~」と言っていました。若い時には分からなかったのですが、年輪の数を増すにつれて分かってくるようになりました。人が、他の動植物から区別できて生きてくるようになってからでも、約600万年以上の月日が経っているのではないかと思うのですが、狭い知見の限りでも、三内丸山古墳群跡の調査では、集団での生活に争いが無かった最後の時期となっていたようでもあるのでしょう。そのくらい、争いと妬み・嫉みを生き抜いてきたのですから、今後もこの潮流は変わらないでしょう。