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組織の硬直性について

 組織とか企業内でのことには、独特の慣習ややり方があって、これらを打ち破るには相当の圧力と改革が必要でしょう。何故なら、従前のやり方・習慣を、良しとして見直さないで来たのですから、通常は改善などという面倒なことをする気にはなれないのです。

 こうした硬直性である“悪習”が蔓延(はびこ)っていますと、大抵の上司や画期的な改革者であっても、埋没してしまうことになります。これは、怠業と慣れという、人の怠け癖が長年そうさせて来たのであって、短時日では変わらないということになります。更に、会社や組織が傾いて初めて、自分らのしていることに悪癖があるということを自覚し始めます。分かっていても、自分らの利益にはならないだろうと高をくくっているからだと考えます。

 しかし、大きな企業も小さな企業も、常に改善していきませんと、生き残ることが不可能となりますから、経営者を始め経営グループは視ていませんといけないでしょう。自分らが奉職(ほうしょく)する勤務先が明日には無くなるであろうなどという事態が、目前にならないと分からないのでは、勤務のしようがありませんから、眼を見開いて、自社の経営状態を見て欲しいものです。

 仕事が無かったり、自分の好きな環境でなかったりと、好き好きで勤務先を選ぶことがますます困難になりますので、用意周到さが要求されます。