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我慢を理解するとは

 人は、何かが欲しい時には、「あれがほしい」とか、「これがほしい」とい主張します。私も同じで、欲しいものがあれば、収入が無い頃は親にねだり、収入を得るようになってからは、稼いだ金で「買う(⇒求める)」という行動に出ます。これは、当たり前のような光景に見えますが、実際は“我慢と欲求のバランス”を巧みに利用しています。

 ですから、世の中のあらゆる場面での平衡感覚にバランスが取れているのだと考えます。しかし、欲しいものがある時には、何としてでも、自分の収入を超えて、などの無体な根拠で欲しいものを手に入れます。これが、世の中のルールを壊し、安寧の秩序を壊すことになります。しかし、護れている人が多ければ安定はしますが、全体の中で80%を切ったら世の中は不安定になるでしょう。世の親は、私を含めて『悪いことはしない』という平均的秩序を子どもに教えてやらなければならないでしょう。これが、正に「我慢を理解する」ことです。

 こうした積み重ねが、体制であり、国家の姿でもあると考えています。同調圧力や暴力での支配があってはならないでしょうが、当たり前の我慢をするような人格形成ができる趨勢であって、初めて皆が納得し、従うという方向に行くものと考えます。

 そのために、子どものころから一定期間「我慢」理解させることが、必要と考えています。