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一緒にいたいことと、結婚という制度について

 私の両親の世代(大正から昭和の一桁まで)は、「見合い」という」慣習が根強く残っていた最後の世代でしょうから、昭和24年に夫になる人の顔も良く視ずに嫁いだ母には、数え20歳という当時では比較的普通の年頃でした。ですが、婚姻という制度がどんなものかは、はっきりとはわかっていなかったようです。生家では甥姪が6人もいて、叔母として自己の居場所も無かった母は、更に父親を戦時中に亡くし、長兄の指示で嫁いだようです。父も母も、死ぬまで詳細を語りませんでしたので、真相も遠因・因果も分からないままになりました。

 同じ世代の、伯父や伯母に聴いても、恋愛や恋心というモノがどんなものかは、分かっていたようですが、環境が許さないので、本音を出すことが適わなかったのでしょう。比較で言いますと、割合に自由で、物事や事象に対しても意見が言えて、異論も自由に発言できる現代が更なる自由を満喫できているようにも思えます。

 制度という結婚に対しても、不自由を感じる現今ですから、資産と閨閥以外では、家族を増やすことに対しても、臆病にならざるを得ない環境は良いものではないでしょう。

 一緒にいたい、これが最良の選択でしょう。係累や利害は、後からついてくるものですから、パートナーが、制度ではなく、自己にとって全てかどうかでしょう。