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心に闇が浮かんだ時には

 私自身に限ってですが、通常の生活では何ら不満が無いのです。が、時折うまいものが食いたい、贅沢をしたい、お金がもっとあったら、などと“分不相応”の想いが頭を駆け巡ります。これが、非日常性から言って“いけない”ことだとは分かるのですが、『欲』でしょう。日常においては、何ら不満が無いのですから、この生活を維持していけばいいのでしょう。

 しかし例にもれず、五欲がありますし、畜生道もあるかもしれません。人って、人間になりきれないこともありますし、人間界を超えたいと願うこともあると自分では思っています。これが、私の言う“心の闇”というものでしょう。

 他人のことは一切分かりません。想像もできません。古からの付き合いがあっても、そのひとたちの全部を分かっているわけではなりませんし、逆に私が友人・知人に全部を披瀝している訳でもありませんから、分からない一面を出す場合があるでしょう。そうしたときには、「あんな奴ではなかった」とか「意外だな」とか言われてお終いでしょう。

 確かに、学窓時代に学んだことは、『鏡』のような全生活でしょう。しかし、これだけでは息苦しくなります。その他のことを考えた場合、当該人の全部が否定されるわけでもないのでしょうが、これはこれで苦しくもなります。宗教も必要でしょうし、学ぶべき諸先輩の箴言も容れるべきでしょう。普段から「あのひとのようになろう」という目標は持つべきでしょう。