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経営は人間力か

 企業や組織の経営については、これを束ねる人の“意志”が全てであると常に言われますが、実際人づてに聞くところのよりますと、発起した人の“志”がすべてであると理解します。これは、よく例に出されるホンダの創業期に例を取ってみても、他の創業者とは方向性が違っていたのですから、他山の石にはできないでしょう。何故なら、大中小の企業群を見ても特異な成功例ですから、他には例を視ないという数少ないことが前提です。

 即ち、稲盛和夫氏の京セラとか、立石一真氏のオムロンなどは、例外中の例外でしょう。無数の企業がありますが、そのほとんどは3年、5年、10年と経過して行くうちに大概消えてゆきます。ですから、極少数の大きくなった企業が生き残ってきたのでしょう。現在では、ニデック(=日本電産)の永守重信氏の起業した会社が見られています。後は、承継です。

 松下電器、京セラ、オムロン(=立石電機)及びニデック(=日本電産)などの、一代で成長した企業はそんなに多くはないのでしょうが、いずれも関西の企業です。会社を興すというのは、非常な決心と意気込みが必要ですから、借り入れや飛ばし資金では維持はできないでしょう。即ち、創業者らの意志ですから、全てが人間力と言えるでしょう。

 他の多くの企業群をみましても、経営者らの決断や意志が、全てと言えます。