皆さんが勤務する企業や組織が、“何か違うな”とか“おかしい”と感じていましたら、それは労働基準法や労働組合法に照らし、違反行為があるのが分かると思います。これは、法律を専門的に学んでいなくても、大学の一般教養で習った人でも、詳細には分からないでしょうが、感覚でおかしいと思われる経営層の言動には、法律違反が多いものです。
何故なら、企業や組織の経営層や経営者そのものは、資本提供が経営者側にあるとしたら、99%の人たちは右へ倣えでしょう、資本家や経営層にとっての興味・関心は、利益と利益率ですから、自己の投下資本に見合わない企業や組織が維持されることへは、我慢がならないところでしょう。そして、法律をきっちり守り、法定の制限を順守していましたら、儲けの一部や大半が失われてしまうのではないかと危惧を抱きます。しかし、ウェル・ビーングやSDGsのように法令を遵守していても、利益を上げられるということが分かりましたら、労働者らはより以上の利益は自分たちものではないから、余暇や家庭や家族への奉仕で満たすことを望む事でしょう。これは、哲学ではありませんが、労働は何のために存在するのかという原点回帰の問題になります。そのために、東洋思想の根底にあります、働くことで“求道”するとう人間(じんかん)の世界と天(てん)上(じょう)界への憧れを峻別して行くことがあります。どちらが良いかは、生まれ持った四囲の環境で決定されるとは思うのですが、余暇と労働が同等であって欲しいと考えます。(掲題が、抜けていました)