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高学歴でも自信のない人について

 6歳前後を「学齢始期」といって、この年齢から学び始めてその年に出生した約3分の2程度が、親や奨学金をもって大学教育まで学ぶことになっています。しかし、50万人を超える大学進学が何を生むかと言えば、競争社会での心理戦でしょうか。お互いが疑心暗鬼になって、信頼関係が生じて来ませんから、ライバルという名の「敵」とずっと戦い続けていかなければなりません。これは、息つく暇もない過激な人生譚(たん)となってしまいます。これを望む人ならいいのでしょうが、数パーセントのひとはスピンアウトしてしまいます。自覚してスピンオフする人は良いのでしょうが、はじかれてしまった一部の人には、その後の人生がありません、と本人が考えてしまいます。決して斯様(かよう)なことはないのですが、思い続ける本人にとっての出口は、理解することです。理解とは自己を納得することです。これが、生き様です。約9年間の義務教育を修了した後は、高等学校の3年間、大学校の4年間、更には院での2年間を経て、ドクターコースにて学ぶ更なる2年間で、約20年間の勉学の時期を終えます。しかし、更なる高みを望む人は留学したり、企業での負託による留学を経て高みを目指します。

生きる目的が見えなくなるという自己矛盾で病んでしまうことと決別して、内部の自己矛盾を如何に克服するかは、高学歴の有無を問わず、自身への鍛錬(たんれん)で鍛(きた)えることでしょう。こうした輪廻転生を自覚して納得しましたら、高学歴と自信につながるのでしょう。