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機会格差とは

 掲題の内容は、本来国内の就職戦線での「採用方式」から出てきた言葉です。従来の「オーディション型」から「スカウト型」が出てきましたのには、少子化問題もあるのではないかと考えています。ルーティンワークであれば、日本国内の若者が3Kを嫌って現業に就かなくなって久しいことなどもあって、現場労働者の慢性不足も手伝い東南アジア諸国からの労働者に対して、研修制度を利用して入国させていましたら、入管で悶着があって該当者が死亡するなどの結果、賃金はともかく段々と日本国へ魅力を感じなくなってきたので、労働者が次に求めるのは、より高い給与と雇用条件で質のいい企業・国への進出にも同じことが言えるでしょう。

 こうした必要に迫られるばかりではなく、採用も雇用も同じように『機会格差』を来しているのが現状のようです。より安価で、より質のいい、労働者がいたら採用したいのは当たり前。これを覆す条件が出ない限り、行政介入ができないこともあり、現状変更に困難をきたします。

 国内の大学でも当たり前にように、「内定が告知されたら、オワコン」などという言葉が出るくらいです。ですから、機会格差が無くならないし、50~60年前の口利き、情実、縁故などは決してなくなっていないようです。これを利用して採用されても、ごく一部の経営層にならない限り、“社畜”として使い倒せばいいのでしょうから、何も無理なことはないでしょう。今、50~60年前と言いましたのは、その時期も今も変わってはいないという事実です。