私どもは、仕事をする場合には、好き好(この)んでする場合と、今日は月曜だから行くしかないか、と言った場合分けをしましたら、圧倒的に後者を選択する場合と、数少ない前者を選択する場合とがあります。後者の場合の本音では、「好きですから」とか「自分の範疇ですから」といった形容詞が当て嵌(は)まることは、実数では少ないのでしょうが、建前は就業している業務が好きであることを、内心において“自己を鼓舞”しているのだろうと考えています。
更に、職場の雰囲気についての良し悪しは、この内面の意思に協調性があるとか無いとかが重要な問題であって、これが職場の雰囲気に直結しますから、お互いを思い遣れる“ゆとり”のある人たちが多いのであれば、結構居やすい職場になるものと考えます。本来でしたら好きなことを、好きな時間に、好きな場所で、できることが良いのではないかと考えます。しかしながら、実情では上下関係があったり、更に好き嫌いがその上に重なりますので、職場環境でも必ずしも雰囲気が良いとは言えないでしょう。
ですから、皆がそれぞれの立場で好き嫌いを統御できましたら良いのでしょうが、こうした場合でもリーダーとか、まとめ役となるマネージャーが必須となるでしょう。
結局、場を支配する意思は、皆の仕事に対する『意思』が支配すると考えています。
