第二次世界大戦は、戦争責任について、色んな意味で後年議論の分かれるところとなりました。しかし、肯定論や否定論も、同じように天皇制を否定しなかったことでしょうか。戦後生まれの私などは、大人たちの混乱も、思惑も分からずに成長してきていましたので、今となっては何一つ分からない奴と言われても仕方がない所です。
但し、世の中が安定してきますと、いち早く安定した企業や組織に入って、自ら将来への志向を考えたのかもしれません。混乱期は、何時でもやってきます。景気もそうですし、諸外国からの危難や圧迫も、国の混乱期を呈しました時に、いち早く変化するのは“中小企業”であったことです。体力がないものですから、従業員らに報いたりすることが困難な場合があることは否めないでしょう。ですが、同時期に生まれて全員が良好な環境にいられることが無いものですから、上下ではありませんが、格差は出てきます。
一様に働いて、一様に納税しながら、待遇や世間体も変わります。社会保険料の違いも如実になってきます。なぜなら、企業に体力差があるからです。ですから、法定・任意準備金の差もあるのでしょうが、国内にある約4,000社弱以外は十全に従業員に報いていないように思われます。加えて、働くことに興味・関心が行って、給与やカネの多寡に思いが及ばないケースもあります。ですから、国の責任は大きいと思っています。